1959年夏――初のオールディーズ・バット・グッディーズOldies But Goodiesのコンピレーション・アルバムが、主に数年前のドゥーワップ・ヒットを特色にしてリリースされ、ベストセラーになった。
ドリフターズThe Driftersが、優れたストリング(バイオリン)のアレンジをフィーチャーした初のR&Bポップの「ゼア・ゴーズ・マイ・ベイビーThere Goes My Baby」をヒットさせた。
1959年秋――放送と引き換えにDJに支払われた賄賂を捜査し、ペイオーラに関する尋問の結果、多くのDJが没落したが、最も際立ったのはアラン・フリードAlan Freedで、二度と立ち直ることなく、数年後に打ちひしがれて死んだ。
1960年――モータウンMotownはミラクルズthe Miraclesによる初のレコードをリリースし、「ショップ・アラウンドShop Around」が1位のヒットを記録した。
60年代初期――最初の『オールディーズ』点がニューヨークとフィラデルフィアにオープンした。フィラデルフィア市にレコード博物館The Record Museumがデビューした一方で、レコード店のレリック・ラックthe Relic Rackがニュージャージーに設立された。
数年後に、レア・レコード店のハウス・オブ・オールディーズHouse of Oldiesがマンハッタンで設立された。
1961-63年――カプリスThe Capris、フォー・シーズンスThe 4 Seasons、ジェイとアメリカンズJay & Americansなどの白人ボーカル・グループはほとんどがイタリア系アメリカ人で、50年代半ばの黒人グループを思い出させるスタイルを使って、チャートでヒットし始めた。
1963年12月/1964年1月――ビートルズThe Beatlesが「アイ・ウォントゥ・トゥ・ホールド・ユア・ハンドI Want To Hold Your Hand」をヒットさせ、ポップ・ミュージック業界をひっくり返した。ソウル・ミュージックは60年代にわたって続き成長したが、ヒット曲としてのドゥーワップは死んでしまった。